撮影写真

【撮影】CANON LENS FL 50mm F1.4 (Serial No. 197019)

by hama_b1998 / 2件のコメント

整備を終えた CANON LENS FL 50mm F1.4 を携えて、九段下～永田町界隈で実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ GUTTYマウントアダプター (‎FD-E) の組み合わせ。カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/2000秒 F2.8 ISO100
順光での一枚。暗く沈めた背景をバックに紅葉の赤や黄が色鮮やかに浮かび上がっています。
  • 1/160秒 F5.6 ISO100
サイド光での撮影。光を受けた葉の一枚一枚の繊細な描写と影となった幹のコントラストが印象的です。
  • 1/320秒 F8 ISO100
逆光での一枚。傾きかけた秋の日差しによるかすかなフレアの中に浮かび上がる枯れ葉の柔らかな描写が晩秋のもの悲しさを語りかけてくるような、オールドレンズらしい一枚です。
  • 1/640秒 F11 ISO100
  • 1/80秒 F16 ISO500
  • 1/160秒 F16 ISO100
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。ゴースト・フレアともにオールドレンズとしては標準的な出方の印象です 。
  • 1/2000秒 F1.4 ISO100
  • 1/320秒 F4 ISO100
  • 1/125秒 F8 ISO125
ボケ味を確認。オールドレンズらしい絵画のようなボケを楽しめます。開放での濃厚なボケが印象的です。
  • 1/5000秒 F1.4 ISO100
  • 1/1000秒 F4 ISO100
  • 1/250秒 F8 ISO100
無限遠での撮影です。開放ではオールドレンズらしい柔らかな描写ですが、F4で一気にシャープになります。開放では周辺減光が目立ちますが、F4でほぼ気にならなくなります。
ノスタルジックな色彩が印象的な一枚。オールドレンズの色彩は秋の風景によく合います。
  • 1/2000秒 F2 ISO100
オールドレンズらしい濃厚なボケ味が印象的な一枚。開放から一段絞っていますが、これだけボケてくれます。
  • 1/2000秒 F1.4 ISO100
ビルの鏡面に映る銀杏の木を開放で撮影しました。前ボケの木がグルグルボケになり、オールドレンズらしい印象的な一枚になりました。

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今回の実写テストでは光学系の懸念点（前玉2枚目のカビ、後玉のゴミの付着）について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

レンズの特徴としてはやはり開放F1.4の明るさから生み出される絵画のようなボケ味が印象的なレンズだと感じました。色乗りも良く、F2.8以降のキレのある解像感と相まって特徴的なボケ味と解像力を活かしてさまざまなシーンを印象的に切り取れる一本だと思います。オールドレンズらしいノスタルジックなボケ感とシャープな解像感を兼ね備えた味のある標準レンズとしてひとつお手元に置かれては如何でしょうか。

2件のコメント

  1. ピンバック: 【整備】CANON LENS FL 50mm F1.4 (Serial No. 197019) - オールドレンズ・ヴィレッジ
  2. ピンバック: 【追加整備・撮影】CANON LENS FL 50mm F1.4 (Serial No. 197019) - オールドレンズ・ヴィレッジ

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