撮影写真

【撮影】CANON LENS FL 135mm F3.5 (Serial No. 111936)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた CANON LENS FL 50mm F1.8 Ⅱ型 を携えて、横浜市内の撮影スポットで実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ GUTTYマウントアダプター (‎FD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/1600秒 F8 ISO100
順光での一枚。冬の柔らかな日差しを浴びた木々が背景のほどよいボケの中に浮かび上がるように描写されています。オールドレンズらしいノスタルジックな色彩も好印象です。
  • 1/125秒 F5.6 ISO100
サイド光での一枚。力強いフォルムの木の幹に木漏れ日が映し出す陰影をドラマチックに描き出してくれています。
  • 1/2000秒 F3.5 ISO100
逆光での一枚。光を受けた羽根と鴨の体のシルエットのコントラストが印象的です。
  • 1/1000秒 F3.5 ISO100
  • 1/500秒 F5.6 ISO100
  • 1/250秒 F8 ISO100
ボケ味を確認。中望遠らしい大きなボケを味わえます。玉ボケも素直で好印象です。
  • 1/5000秒 F3.5 ISO100
  • 1/2000秒 F8 ISO100
  • 1/500秒 F22 ISO100
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。オールドレンズとしてはゴースト・フレアともによく抑えられている印象です。
  • 1/1600秒 F3.5 ISO100
  • 1/800秒 F5.6 ISO100
  • 1/400秒 F8 ISO100
無限遠もしっかり出ています。開放付近では解像しつつもオールドレンズらしいややふわっとした描写になりますがF5.6まで絞るとぐっとシャープな表現になります。
  • 1/500秒 F8 ISO100
  • 1/2500秒 F3.5 ISO100
最短撮影距離からの撮影。寒白菊の花びらの一枚一枚が繊細なトーンで描かれています。濃厚な色彩と背景のボケも印象的です。
  • 1/500秒 F4 ISO100
オールドレンズらしいノスタルジックな色彩が印象的な一枚。陽が傾きかけた初冬の雰囲気を良く伝えてくれています。
  • 1/1600秒 F3.5 ISO100
中望遠らしさを意識して自転車を切り取ってみました。鮮やかな黄色の色彩やカゴの金属の質感が印象的です。

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今回の実写テストでは光学系の懸念点（後玉のカビ痕）について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

このレンズと半日付き合って、オールドレンズらしいノスタルジックな色彩と素直なボケの表現力併せ持ったレンズという印象を受けました。135mmの画角を活かして豊かなボケの中に狙った被写体を浮かび上がらせながら切り取る楽しさを味あわせてくれるレンズだと思います。マットなブラック塗装を施されたコンパクトでプレーンなデザインも魅力のひとつです。撮影のバリエーションのひとつとして中望遠域のオールドレンズをお探しの方はお手元に置かれては如何でしょうか。

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