整備を終えた CANON SUPER-CANOMATIC R 50mm F1.8 を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。
ボディは SONY α7 + GUTTYマウントアダプター (FD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正(歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 )はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。
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今回の実写テストでは機構面の懸念点(フォーカスリングの重さ)および光学系の懸念点(軽微なカビ痕)について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。
このレンズと半日付き合って、60年前のレンズとは思えないシャープな解像感と色乗りの良さを併せ持ったレンズという印象を受けました。コントラストの高さの一方で印象的なフレアやゴーストによる表現の幅も持ち合わせており、絵画的なボケ味やグルグルボケも楽しめる、オールドレンズの魅力が色濃く詰まった一本だと思います。キヤノン初の一眼レフ向けレンズというストーリー性もこのレンズの大きな魅力です。キヤノンレンズファンの方にはもちろん、味のある標準オールドレンズをお探しの方はバリエーションのひとつとしてお手元に置かれては如何でしょうか。
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