撮影写真

【撮影】Nikon NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5 (Serial No. 882593)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた Nikon NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5 を携えて、日本橋～東京駅八重洲口界隈で実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ K&F Conceptマウントアダプター (KF-NGE.P) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • F8
135mmを活かして建物の一部を切り取りました。F8まで絞ったことで手前の三越から奥のビルまで非常にシャープに表現されています。
  • F3.5
開放での一枚。背景がちょうどいい感じでボケてくれました。商店街のカラフルな色彩を落ち着いたトーンで表現してくれています。
  • F8
明暗差があるシーンを撮影。高速道路高架下のシャドウ部もしっかり表現してくれています。高速道路の標識や木々の緑が鮮やかに目に飛び込んできます。
  • F16
  • F32
レンズに太陽を直接入れてフレア・ゴーストを確認。フレア・ゴーストともに多めに出る印象ですが、オールドレンズらしい味を感じる出方かと思います。
  • F3.5
  • F5.6
  • F8
無限遠もしっかり出ています。開放ではややふわっとした印象ですが、F5.6ではぐっとシャープになります。
  • F3.5
  • F8
  • F16
ボケ味を確認。最短撮影距離まで寄ることで背景を大きくぼかすことができます。
  • F8
2階のコンコースからの撮影。俯瞰で周囲の状況を写し込みながら被写体を際立たせる撮影は中望遠レンズならではです。
  • F3.5
室内での撮影。ライトに照らされた絵と窓の外の風景との対比を意識して撮影しました。ライトに浮かび上がる絵の落ち着いた表現が印象的です。
  • F3.5
街角に差す木漏れ日を撮影。看板や背景の色乗りの良さとともに爽やかな透明感が感じられます。

－－－

このレンズと半日付き合って、基本性能の高さを感じさせる高い解像力と透明感のある描写が印象に残りました。色乗りも良く落ち着いたトーンの絵作りも好印象で、街角の何気ない風景の一部をクローズアップして印象的に切り取るスナップに135mmの画角が適しているのを改めて感じつつ撮影を楽しむことができました。スナップ用途の中望遠レンズをお探しの方はひとつお手元に置かれては如何でしょうか。

1件のコメント

  1. ピンバック: 【整備】Nikon NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5 (Serial No. 882593) - オールドレンズ・ヴィレッジ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です