今回は Nikon NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5を整備しました。
■外観
経年による使用感(スレ、汚れ等)は相応にありますが、大きな打ち身・変形・欠損等は見受けられず、比較的綺麗な外観という印象です。
■機構
- フォーカス調整機構:問題なし
- 絞り羽根調整機構 :問題なし
- レンズフィルタ装着:問題なし
※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。 - 自動絞り機構 :未確認
※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。
■光学系
- カビ・ちり・汚れ:除去済み
- くもり :なし
- キズ :なし
- バルサム切れ :なし
- コーティング劣化:なし
※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。
フォーカス調整ダイヤルの動作を確認。わずかに重めですがスムーズに回すことができます。
絞り調整ダイヤルもスムーズに操作できます。絞り羽根の動きも問題ありません。
前玉側から整備します。ゴム治具を使って前玉群レンズユニットを取り出し、カニ目レンチで分解します。レンズは2枚構成です。
2枚目のレンズから整備します。若干の汚れが付着していましたが、レンズクリーナーとクロスで磨いて綺麗になりました。
1枚目のレンズです。こちらもわずかな点カビと汚れが付着しているのみでした。レンズクリーナーとクロスで磨いて綺麗になりました。レンズの状態は良いと思います。
続いて後玉側を整備します。こちらもわずかにゴミが付着していのみです。後玉群レンズの表面、裏面をレンズクリーナーとクロスで磨いたところ、綺麗にゴミが取れました。こちらもレンズの状態はとても良いと思います。
前玉群レンズユニットと鏡筒内部を清掃し、前玉群を組み込みます。
最後にレンズ外側を清掃し、整備終了です。
このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!
1件のコメント