撮影写真

【撮影】MACRO CANON LENS FL 50mm F3.5 (Serial No. 21525)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた MACRO CANON LENS FL 50mm F3.5 を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ GUTTYマウントアダプター (‎FD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/320秒 F8 ISO100
順光での一枚。鮮やかな青空の色彩、木の葉や階段のシャープでコントラストの高い描写が印象的です。
サイド光での一枚。色づいた銀杏の葉の濃厚な色彩と穏やかな秋の日差しが作り出す陰影が自然な描写で表現されています。
  • 1/800秒 F3.5 ISO100
  • 1/400秒 F5.6 ISO100
  • 1/200秒 F8 ISO100
ボケ味を確認。オールドレンズらしい絵画的なボケが味わえます。
  • 1/320秒 F8 ISO100
  • 1/250秒 F4 ISO100
  • 1/125秒 F22 ISO100
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。オールドレンズとしてはゴースト・フレアともに相応に出ますがフレアは比較的自然な出方で、表現のひとつとして積極的に活用したい印象です。
  • 1/1600秒 F3.5 ISO100
  • 1/800秒 F5.6 ISO100
  • 1/400秒 F8 ISO100
無限遠もしっかり出ています。開放ではオールドレンズらしいふわっとした表現になります。F5.6まで絞るとシャープになり、F8でさらにシャープな表現になります。開放では若干周辺減光が出ていますがF4ではほぼ気にならないレベルになります。
  • 1/200秒 F11 ISO100
  • 1/200秒 F11 ISO100
  • 1/400秒 F11 ISO100
最短撮影距離からの撮影。マクロレンズの面目躍如です。濃厚な色彩とともに濃厚なな背景のボケが印象的です。
  • 1/1000秒 F4 ISO100
オールドレンズらしいノスタルジックな色彩が印象的な一枚。ピント面のシャープな描写も魅力的です。
解像力の高さを感じさせる一枚。鉄塔や電線の細部が緻密に表現されています。
  • 1/3200秒 F3.5 ISO100
逆光での撮影。フレアによる光が回ってオールドレンズらしい印象的な一枚が撮れました。このような表現を活かした撮影もオールドレンズの楽しみのひとつです。

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今回の実写テストでは光学系の懸念点（若干の汚れ残り）について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

このレンズと半日付き合って、オールドレンズらしいノスタルジックな色彩と高い解像力を併せ持ったレンズという印象を受けました。コントラストの高いシャープな描写とともに絵画的なボケと色彩の豊かな表現力を活かして様々なシーンを印象的に切り取ることができるレンズだと思います。マクロ撮影から日常スナップまでこれ一本で対応できる表現の幅広さがこのレンズの最大の魅力です。マクロレンズをお探しの方はもとより、表現の幅を広げたい時の標準レンズのバリエーションとしてお手元に置かれては如何でしょうか。

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