撮影写真

【撮影】CANON LENS FD 50mm F1.8 S.C. 後期型 (Serial No. 55015)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた CANON LENS FD 50mm F1.8 S.C. 前期型 を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ GUTTYマウントアダプター (‎FD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/1000秒 F8 ISO160
順光での一枚。初冬の青空やクリーム色の建物、川面に映るリフレクションが色鮮やかに表現されています。
  • 1/1250秒 F2.8 ISO160
サイド光での一枚。長く伸びた門柱や梢の影が穏やかな冬の日差しを柔らかなトーンで表現してくれています。
逆光での一枚。船を係留するボラードに良い光が入っていたので撮影しました。光を浴びたボラードの陰影のトーンが気持ちの良い一枚です。
  • 1/5000秒 F1.8 ISO160
  • 1/1250秒 F4 ISO16
  • 1/320秒 F8 ISO160
ボケ味を確認。油絵のような濃厚なボケの描写が印象的です。
  • 1/400秒 F16 ISO160
  • 1/2000秒 F8 ISO160
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。フレア・ゴーストともにそれなりに出ますがフレアは比較的自然な出方で、表現のひとつとして積極的に活用したい印象です。
  • 1/3200秒 F4 ISO160
無限遠もしっかり出ています。近景の水面から遠景の観覧車までしっかりと解像しています。
  • 1/8000秒 F1.8 ISO160
開放F1.8＆最短撮影距離からの撮影。黄色い花が優しいトーンで背景のボケの中に浮かび上がっています。背景のグルグルボケもオールドレンズらしさが感じられ好印象です。
  • 1/3200秒F2.88 ISO160
光を受けた松飾りを撮影。オレンジの質感や赤白緑の色鮮やかな表現が印象的です。

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今回の実写テストでは光学系の懸念点（前玉・後玉のカビ、後玉の一部くもり）について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

このレンズと半日付き合って、高い解像力と鮮やかな色彩表現を合わせ持つレンズという印象を受けました。豊かなボケの表現力も併せ持っており、高い解像力によるリアルな描写力とオールドレンズらしいボケや色彩の豊かな表現力を活かして様々なシーンを印象的に切り取ることができるレンズだと思います。扱いやすい50mmの画角と相まって、普段使いの味のある標準レンズをお探しの方はお手元に置かれては如何でしょうか。

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