【整備】SMC PENTAX-M 35mm F2.8 (Serial No. 6348290)

今回は SMC PENTAX-M 35mm F2.8 を整備しました。

■外観

■機構

  • フォーカス調整機構:問題なし
  • 絞り羽根調整機構 :問題なし
  • レンズフィルタ装着:問題なし
    ※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。
  • 自動絞り機構   :未確認
    ※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。

■光学系

  • カビ・ちり・汚れ:除去済み(軽微なカビ痕あり)
  • くもり     :なし
  • キズ      :なし
  • バルサム切れ  :なし
  • コーティング劣化:カビ痕に伴うコーティングダメージあり

※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。

まずはフォーカス調整機構と絞り羽根調整機構の動作チェックから。フォーカスリングはトルク感も適度でスムースに動きます。絞り羽根もスムーズに動作しています。フィルタ装着も問題ありません。
レンズの状態を確認。そこそこの量のカビや汚れがあります。
まずは前玉群を整備します。ゴム治具を使って前玉群ユニットを取り出し、分解します。レンズは3枚構成です。
1枚目のレンズです。カビと汚れが付着しています。コバ落ちに注意しながらレンズクリーナーとクロスで丹念に磨いたところ、わずかなカビ痕以外は見事に綺麗になりました 。
2枚目レンズです。レンズユニットのレンズ押さえリングが固着しており無理にはずそうとするとレンズユニットを痛めそうだったので、レンズユニットに組み込まれた状態で整備します。厄介そうなカビが付着していましたが、レンズクリーナーとクロスで慎重にクリーニングしたところ、レンズ周辺部のわずかなカビ痕を除いて綺麗になりました。
3枚目のレンズです。小さなレンズですが若干の汚れとレンズの周辺部を中心にカビが付着しています。コバ落ちに注意しながらレンズクリーナーとクロスで丁寧に磨いたところ、周辺部の若干のカビ痕を除いて綺麗になりました。
前玉群レンズユニットを清掃し、レンズを組み込みます。
続いて後玉群を整備します。作業をし易いようにレンズ裏の保護カバーを取り外した上で後玉群のレンズ押さえリングをはずし、マウント側のレンズを取り出しました。
後玉群レンズユニットが鏡筒内部で固着しており取り出しが困難であったため、絞り羽根側のレンズは鏡筒内に組み込まれた状態で整備します。厄介そうなカビと汚れが付着しています。
レンズの両面をレンズクリーナーとクロスで汚れの状態を見ながら丁寧にクリーニングしたところ、レンズ周辺部の一部のカビ痕を除いて綺麗な状態にすることができました。
マウント側のレンズです。こちらもしつこそうなカビと汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで丹念に清掃し、綺麗な状態にすることができました。
後玉群レンズユニットのらせん状部を清掃し、後玉と保護カバーを組み込んで後玉側の整備は終了です。
続いて鏡筒内部を清掃し、前玉群ユニットを組み込んで前玉側の整備は終了です。
最後に鏡筒内部を清掃し、前玉群レンズユニットを組み込んで整備完了です。

整備開始時は整備に困難が予想されましたが、粘り強く整備を行った結果、かなり綺麗な状態まで整備することができました。前玉群・後玉群の軽微なカビ痕の撮影への影響は実写テストで確認します。
このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!

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