今回は SMC PENTAX-M 28mm F3.5 を整備しました。
■外観
経年による使用感(スレ、汚れ等)が比較的少なく、大きな打ち身・変形・欠損等は見受けられず、綺麗な外観という印象です。
■機構
- フォーカス調整機構:問題なし
- 絞り羽根調整機構 :問題なし
- レンズフィルタ装着:問題なし
※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。 - 自動絞り機構 :未確認
※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。
■光学系
- カビ・ちり・汚れ:除去済み
- くもり :なし
- キズ :なし
- バルサム切れ :なし
- コーティング劣化:なし
※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。
まずはフォーカス調整機構と絞り羽根調整機構の動作チェックから。フォーカスリングはトルク感も適度でスムースに動きます。絞り羽根もスムーズに動作しています。
レンズの状態を確認。若干の汚れが見受けられますが、それほど悪い状態では無さそうです。
まずは前玉群を整備します。ゴム治具を使って前玉群ユニットを取り出します。汚れがありますが、見たところ前玉群の中では無く外側の汚れのようです。
前玉群の前玉の表面と後玉の裏面をレンズクリーナーとクロスで磨いたところ見事に綺麗になりました 。分解せずに済んだので前玉群ユニットケースに余分な負荷をかけずに済みました。
続いて後玉群を整備します。こちらもわずかな汚れが見えるだけのため、絞り羽根側レンズの表面とマウント側レンズの裏面を レンズクリーナーとクロスで磨いたところこちらも綺麗になりました 。分解せずに済んだので後玉群ユニットケースに余分な負荷をかけずに済みました 。
鏡筒内部を清掃し、前玉群ユニットを組みます。
最後に鏡筒の外側を清掃して整備完了です。
このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!
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