【整備】SMC PENTAX-M 28mm F2.8 (Serial No. 7150520)

今回は SMC PENTAX-M 28mm F2.8 を整備しました。

■外観

■機構

  • フォーカス調整機構:整備済み(ヘリコイド清掃およびグリス追加を行いました)
  • 絞り羽根調整機構 :問題なし
  • レンズフィルタ装着:問題なし
    ※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。
  • 自動絞り機構     :未確認
    ※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。

■光学系

  • カビ・ちり・汚れ:除去済み
  • くもり     :なし
  • キズ      :なし
  • バルサム切れ  :なし
  • コーティング劣化:なし

※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。

まずはフォーカス調整機構と絞り羽根調整機構の動作チェックから。フォーカス調整ダイヤルが軽めでトルク感が感じらず、やや砂っぽいシャリシャリ感があります。絞り羽根はスムーズに動作しています。 フィルタ装着も問題ありません。
まずはレンズの状態を確認します。細かい汚れが見受けられますが、状態は悪くなさそうです。
まずは前玉側を整備します。ゴム治具とカニ目レンチを使って前玉群レンズユニットを取り出します。
前玉群レンズユニットを前半部分と後半部分に分解し、前半部分の裏側にあるレンズ押さえリングをカニ目レンチではずして2枚のレンズを分離します。
1枚目のレンズです。細かい汚れがあります。レンズクリーナーとクロスで磨き、取り切れない細かいチリを除いて綺麗にすることができました。
2枚目のレンズです。こちらも若干の汚れが付着しています。中性洗剤で洗浄後にクロスで磨き、取り切れない細かいチリを除いて綺麗になりました。
2枚目のレンズをレンズユニットに組み込みます。
続いて前玉群レンズユニットの後半部分を整備します。絞り羽根側のレンズを押さえているリングをはずし、絞り羽根側のレンズを取り出します。
表側のレンズは綺麗な状態のため念のためクロスで清掃し、前玉群レンズユニットの前半部分に組み込みます。
絞り羽根側のレンズも綺麗な状態のためクロスでわずかな汚れを落としました。レンズをレンズユニットに組み込み前玉側のレンズ整備は終了です。
続いて後玉側の整備を行います。整備し易いようにマウント側のカバーをはずし、マウント側のレンズを取り出します。
絞り羽根側のレンズは鏡筒に組み込まれた状態でレンズクリーナーとクロスで清掃し、取り切れないチリを除いて綺麗にすることができました。
マウント側のレンズです。細かい汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで清掃し、綺麗にすることができました。
マウント側のレンズを組み込み、中性洗剤で洗浄しておいたマウント側のカバーを装着して後玉側の整備は終了です。取り切れないチリの撮影への影響は実写テストで確認します。
続いてフォーカス調整ダイヤルのヘリコイドを整備します。ヘリコイド部を確認するためフィルタ枠を取り外します。
ヘリコイド部の状態です。ヘリコイドの表面全体にわたって細かい砂粒のような汚れが付着しています。
ヘリコイドの表面を綿棒で清掃し、古いグリスを含めて汚れを拭き取った後に新しいグリスを塗り込み、フォーカス調整ダイヤルを操作してグリスを馴染ませました。これによりフォーカス調整ダイヤルを適切なトルク感に戻すことができました。
鏡筒内部を清掃し、中性洗剤で洗浄しておいたフィルタ枠を取り付けます。
整備済みの前玉群レンズユニットを組み込みます。
最後に鏡筒の外側を清掃して整備完了です。

このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!

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