【整備】CANON LENS FD 135mm F2.5 S.C. (Serial No. 191163)

今回は CANON SUPER-CANOMATIC R 50mm F1.8 を整備しました。

■外観

■機構

  • フォーカス調整機構:問題なし
  • 絞り羽根調整機構 :問題なし
  • レンズフィルタ装着:問題なし
    ※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。
  • 自動絞り機構   :未確認
    ※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。

■光学系

  • カビ・ちり・汚れ:除去済み
  • くもり     :なし
  • キズ      :なし
  • バルサム切れ  :なし
  • コーティング劣化:なし

※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。

後玉側から整備します。後玉群レンズユニットを取り出し、カニ目レンチで分解します。レンズは2枚構成です。
1枚目のレンズです。カビと汚れが付着しています。 レンズクリーナーとクロスで磨いて綺麗になりました。
2枚目のレンズです。こちらも細かい点カビと汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで磨いて綺麗になりました。
後玉群ユニットケースを清掃し、レンズを組み込み後玉側の整備は終了です。
続いて前玉側を整備します。カニ目レンチで化粧リングをはずし、1枚目のレンズを取り出します。
ここで問題発生。前玉2枚目のレンズを押さえているリングが固着しており取り出すことができません。
止むなく2枚目以降のレンズについては鏡筒に組み込まれた状態で可能な範囲で整備します。
レンズを後ろから覗くとカビと汚れが付着しています。2枚目レンズの表側と3枚目レンズの裏側をレンズクリーナーとクロスで磨いたところ、カビと汚れがほぼ取れました。これはラッキーかもしれません。
続いて1枚目のレンズを整備します。結構な量のカビと汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで清掃したところ、ほぼ完璧に取り除くことができました。結論としてレンズの状態は前玉・後玉ともにかなり良い状態でした。
前玉側の鏡筒内部を清掃、1枚目のレンズを組み込みます。これで前玉側の整備は終了です。
最後にレンズの外側を清掃し、整備完了です。

このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!

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