撮影写真

【撮影】CANON LENS FD 135mm F2.5 S.C. (Serial No. 191163)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた CANON LENS FD 135mm F2.5 S.C. を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ GUTTYマウントアダプター (‎FD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/1600秒 F2.5 ISO100
開放での一枚。色乗りの良さと絵画的なボケが印象的です。オールドレンズらしいグルグルボケも楽しめます。
  • 1/1000秒 F8 ISO100
順光での一枚。青空の下、陽光を浴びた木が立体的に描写されています。
  • 1/800秒 F11 ISO100
サイド光での一枚。コントラストが強調されるとともに、色づきはじめた木の葉の色彩が鮮やかに描写されています。
  • 1/200秒 F8 ISO100
半逆光での一枚。朝陽を浴びた野鳥の羽や水面のきらめきが朝の空気感を表現してくれています。
  • 1/1250秒 F2.5 ISO100
  • 1/800秒 F4 ISO100
  • 1/200秒 F8 ISO100
ボケ味を確認。被写体に寄ることで大きなボケが得られます。濃厚なボケが印象的です。
  • 1/400秒 F22 ISO100
  • 1/1600秒 F11 ISO100
  • 1/4000秒 F11 ISO100
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。オールドレンズとしてはゴースト・フレアともに一般的かやや強めに出ている印象です。
  • 1/2500秒 F2.5 ISO100
  • 1/1600秒 F4 ISO100
  • 1/400秒 F8 ISO100
無限遠もしっかり出ています。開放ではしっかり解像しており、解像力の高さを感じさせます。開放では周辺減光が若干出ていますがF4ではほぼ気にならないレベルになります。
  • 1/1000秒 F4 ISO100
最短撮影距離からの撮影。花や葉の濃厚な色彩と背景の素直なボケが印象的です。
  • 1/125秒 F8 ISO100
透過光での一枚。光を透した葉のきらめきと左から差し込むかすかなフレアが初秋の朝の空気感を爽やかに表現してくれています。 。
  • 1/200秒 F4 ISO100
背景の玉ボケを意識した一枚。点描で描かれた絵画のような背景ボケが印象的です。
  • 1/1000秒 F9.5 ISO100
  • 1/1000秒 F9.5 ISO100
逆光で花をあおり気味に撮影したところ、光が画面全体に回ってソフトフォーカスのような印象的な表現になりました。このような表現を活かした撮影もオールドレンズの楽しみのひとつです。

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今回の実写テストでは光学系の懸念点（軽微なカビ痕）について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

このレンズと半日付き合って、透明感を感じられるシャープな解像感と色乗りの良さを併せ持ったレンズという印象を受けました。クリアな描写力はファインダーを覗いた瞬間に感じられ、ピントのヤマもつかみやすい印象でした。ボケ味も素直で背景がうるさくならず、落ち着いた雰囲気の絵を写し止めることができました。135mmの画角と相まって濃厚な色彩と絵画的なボケを活かした印象的な一枚を切り取ることができる一本だと思います。キヤノンレンズファンの方にはもちろん、味のある中望遠オールドレンズをお探しの方はバリエーションのひとつとしてお手元に置かれては如何でしょうか。

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