レンズ整備

【撮影】OLYMPUS ZUIKO AUTO-T 200mm F4 (Serial No. 266388)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた OLYMPUS ZUIKO AUTO-T 200mm F4 を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。

ボディは SONY α7 ＋ K&F CONSEPTマウントアダプター (KF-OME.P) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/2000秒 F4 ISO400
順光での一枚。開放で撮ることで前後が程よくボケて主役の水鳥が引き立って見えます。
  • 1/3200秒 F5.6 ISO400
サイド光での一枚。木の葉が繊細に描写されていて解像力の高さを感じさせます。コントラストも高く立体感のある描写になっています。
  • 1/6400秒 F4 ISO400
  • 1/2000秒 F8 ISO400
  • 1/500秒 F16 ISO400
ボケ味を確認。被写体に寄ることで大きな背景ボケを味わうことが出来ます。
  • 1/6400秒 F16 ISO400
  • 1/6400秒 F22 ISO400
  • 1/2000秒 F32 ISO400
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。オールドレンズとしては比較的抑えられている印象です 。
  • 1/8000秒 F4 ISO400
  • 1/4000秒 F5.6 ISO400
  • 1/2000秒 F8 ISO400
無限遠もしっかり出ています。開放がF4ということもあり、開放からしっかり解像しています。
  • 1/1600秒 F4 ISO400
最短撮影距離からの撮影。明暗差があるシーンで主役の花が引き立って表現されています。背景のボケも素直な印象です。
  • 1/3200秒 F4 ISO400
開放での撮影。主役の少年のシャツのテスクチャーと陰影、ピントが合った草木のシャープな解像、光を浴びた彼岸花の輝きなどを通して秋の日の空気感が見事に表現されています。
  • 1/2500秒 F4 ISO400
  • 1/2500秒 F4 ISO400
開放で花を撮ってみました。解像力の高さ、色乗りの良さとともに、とろけるようなボケが印象的です。

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今回の実写テストでは光学系の懸念点（前玉の小キズ、前玉2枚目の軽度のバルサム切れ）について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

このレンズと半日付き合って、シャープで透明感が感じられるレンズという印象を受けました。コントラストも高めでファインダーを覗いた瞬間からクリアな描写力が感じられるレンズです。色乗りも良く濃厚で素直なボケ味も印象的で、200mmの画角と高い解像力、豊かな色乗りを活かしてさまざまなシーンを印象的に切り取れる一本だと思います。今回はすべて手持ちで撮影しましたが、ISO400まで上げることで手ブレは全く起きませんでした。シャープでキレのある200mmの望遠レンズを撮影のバリエーションのひとつとしてお手元に置かれては如何でしょうか。

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