整備を終えた Olympus E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5 を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。
ボディは SONY α6000 + Discover Photoマウントアダプター (Penf-NEX) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはニュートラル、ホワイトバランスはオート、レンズ補正(歪曲収差補正 )はOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。
※レンズ補正の周辺光量補正、倍率色収差補正がいずれもオートとなっていました。ご了承下さい。
※本レンズのマウント(Pen-Fマウント)は世界初のハーフ判一眼レフカメラ(オリンパス ペンF)用に開発されたマウントのためイメージサークルが小さく、フルサイズのデジタルカメラに装着すると四隅がケラれます。APS-C以下のサイズのイメージセンサーを持ったデジタルカメラでの利用が前提となりますので、デジタルカメラでのご利用を検討されている方はご注意下さい。
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今回の実写テストでは光学系の懸念点(軽微なカビ痕)について撮影への影響は感じられませんでした。作例をご覧頂きました皆様の印象は如何でしょうか。
このレンズと半日付き合って、オールドレンズらしい色彩とコントラストによるノスタルジックな表現力を備えたレンズという印象を受けました。その一方で解像力も高く、建物などをシャープに切り取るようなシーンでも実力を発揮できるレンズだと思います。 35mm換算で150mm(※APS-Cカメラ装着時)の中望遠レンズでありながら端正でコンパクトなデザインも魅力的で、APS-Cやマイクロフォーサーズのデジタルカメラにベストマッチなオールドレンズだと思います。APS-Cやマイクロフォーサーズのカメラをお持ちの方は中望遠域の撮影バリエーションのひとつとしてお手元に置かれては如何でしょうか。
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