撮影写真

【撮影】MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 前期型　(Serial No. 2457828)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 を携えて、 近所の撮影スポットで実写テストを行いました。

・【整備】MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 前期型　(Serial No. 2457828)

ボディは SONY α7 ＋ Urthマウントアダプター (ULMA-MD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/500秒 F8 ISO100
順光での一枚。爽やかな青空、木々の葉や階段の石畳が明るくも落ち着いたトーンで表現されています。
  • 1/800秒 F4 ISO100
同じく順光での一枚。木々や草原の緑を主題にしたかったので、ややオーバーめに撮影しました。青空と緑の色彩の鮮やかさが印象的です。
  • 1/1000秒 F4 ISO100
半逆光での一枚。オールドレンズらしいほのかなフレアに包まれる中、ピント面の銀杏の葉のディテールがしっかりと描写されています。フレアを積極的に活かしたくなる表現力です。
  • 1/1000秒 F1.8 ISO100
  • 1/400秒 F4 ISO100
  • 1/125秒 F8 ISO100
ボケ味を確認。開放F1.8～F4にかけての絵画のような濃厚なボケ味が印象的です。
  • 1/800秒 F11 ISO100
  • 1/640秒F44 ISO100
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。ゴースト・フレアともにオールドレンズとしては標準的な出方の印象です。
  • 1/4000秒 F1.8 ISO100
  • 1/1600秒 F4 ISO100
  • 1/400秒 F8 ISO100
無限遠もしっかり出ています。開放ではしっかり解像しつつもオールドレンズらしいふわっとした描写になります。F4では一気にシャープになります。開放では周辺減光が出ていますがF4でほぼ解消されています。
  • 1/2000秒 F1.8 ISO100
  • 1/500秒 F4 ISO100
最短撮影距離からの撮影。濃厚な色彩と絵画のような背景のボケが印象的です。
  • 1/500秒 F8 ISO100
解像力の高さを感じさせる一枚。フェンスの編目越しに見る鉄塔がシャープに解像されています。
  • 1/1250秒 F4 ISO100
秋空の鮮やかな青が印象的な一枚。ピント面前後の自然なボケ、ノスタルジックな色彩など、オールドレンズらしさを感じさせる一枚です。綿菓子のような雲の描写も印象的です。
  • 1/5000秒 F1.8 ISO100
逆光での撮影。フレアによる光が回ってオールドレンズらしい印象的な一枚が撮れました。このような表現を活かした撮影もオールドレンズの楽しみのひとつです。

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今回の実写テストでは機構面の懸念点（フォーカス調整ダイヤルの重み）、光学系の懸念点（軽度のカビ痕）について目立った影響は感じられず、普段使いのレンズとして問題の無いコンディションであるとの印象を受けました。作例を見て頂きました皆様の印象は如何でしょうか。

このレンズと半日付き合って、ロッコールらしいシャープな解像感とオールドレンズらしい色彩やボケの描写を色濃く持つレンズという印象を受けました。クラシカルなデザインに55mmという扱いやすい画角と相まって、オールドレンズ初心者の方にも楽しんで頂けるレンズだと思います。
中上級者の方には画質が良く扱いやすい普段使いのレンズとして、また濃厚なボケ味を楽しむ表現のバリエーションのひとつとしてお手元に置かれては如何でしょうか。

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