今回は MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 を整備しました。
■外観
■機構
- フォーカス調整機構:問題なし
※ダイヤルの回転がかなり重く撮影に支障を来すレベルでしたので、ヘリコイド内を清掃し撮影に影響が無いレベルまで改善しました。 - 絞り羽根調整機構 :問題なし
※フォーカス調整ダイヤルのヘリコイド清掃時に絞り羽根にクリーニング剤の浸透が発生しましたので清掃しました。現在はスムーズに動作しています。 - レンズフィルタ装着:問題なし
※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。 - 自動絞り機構 :未確認
※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。
■光学系
- カビ :除去済み(軽度のカビ痕あり)
- くもり :なし
- キズ :あり(軽度の拭きキズ)
- バルサム切れ :なし
- コーティング劣化:なし
※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。 ※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記カビ痕、拭きキズについて実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への影響は見られませんでした。
化粧リングの内側にある前玉を押さえているリングをはずします
(レンズ中程のリング上の曇りのようなものは天井の丸形蛍光灯の写り込みです)
(レンズの縁に沿って細かいキズや取り切れない汚れ?がありますが、装着時にレンズを押さえるリングに隠れる部分になりますのでこちらも写りには影響ありません)
ゴム治具と吸盤を使って後玉群レンズユニットを取り外します。
後玉群レンズユニットに絞り羽根側のレンズを組み込みます。細かいカビ後以外は曇りもなくいい感じです。
鏡筒内部と後玉レンズユニットを清掃し、組み込みます。
最後に鏡筒の外側とマウント部を綺麗に磨いて完成です!
果たしてどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!
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