【整備】CANON LENS FL 50mm F1.8 Ⅱ型 (Serial No. 822014)

今回は CANON LENS FL 50mm F1.8 Ⅱ型 を整備しました。

■外観

■機構

  • フォーカス調整機構:整備済み(※ヘリコイドにグリスを追加しフォーカス調整ダイヤルの重さを調整しました)
  • 絞り羽根調整機構 :整備済み(※絞り羽根のオート/マニュアル切り替えダイヤルの固着を解消しました)
  • レンズフィルタ装着:問題なし
  • 自動絞り機構   :未確認
    ※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。

■光学系

  • カビ・ちり・汚れ:除去済み(後玉に軽度のカビ痕あり)
  • くもり     :後玉に軽度のくもりあり
  • キズ      :なし
  • バルサム切れ  :なし
  • コーティング劣化:なし

※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。

まずはレンズの状態をチェックします。前玉、後玉ともにカビと汚れが付着しています。
まずは前玉側を整備します。ゴム治具を使って化粧リングとフィルタ枠をはずし、カニ目レンチを使って前玉群レンズユニットを取り出し分解します。レンズは2枚構成です。
1枚目のレンズです。カビと汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで清掃し、取り切れない細かい汚れを除いて綺麗にすることができました。
2枚目のレンズです。若干の汚れが付着しています。 レンズクリーナーとクロスで清掃し、綺麗な状態にすることができました。
前玉群レンズユニットを清掃し、レンズを組み込みます。
このレンズはヘリコイドのグリス抜によりフォーカスリングがスカスカな状態になっていましたので、後玉側のレンズを整備する前にヘリコイドの整備を行います。ネジで固定されている絞り羽根調整ダイヤルとフォーカス調整ダイヤルを取り外します 。
ヘリコイドにグリスを追加し、フォーカスリングを適度な重さに調整しました。
フォーカス調整ダイヤルと絞り羽根調整ダイヤルを中性洗剤で洗浄し、鏡筒内部を清掃後に元の状態に戻してヘリコイドの整備は終了です。
前玉群レンズユニットを組み戻します。
続いて後玉側の整備を行います。整備し易いようにマウント固定リングをはずします。
レンズ整備に先立ち、固着していた絞り羽根のオート/マニュアル切り替えダイヤルの整備を行います。クリーナー剤をダイヤルの隙間から注入し、ダイヤルの操作を繰り返すことにより浮き出てきたダイヤル内部の汚れを拭き取ります。何回か処置を繰り返すことによりダイヤルの動きを操作可能な状態に戻すことができました。
後玉側のレンズを整備します。ゴム治具を使って後玉側のレンズを取り出します。レンズは2枚構成です。
マウント側のレンズです。レンズ一面にカビと汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで丹念に清掃し、かなり綺麗な状態にすることができましたが細かいカビ痕と若干のくもりが残りました。カビ痕とくもりの撮影への影響は実写テストで確認します。
絞り羽根側のレンズです。こちらにもカビと汚れが付着しています。レンズクリーナーとクロスで清掃し、綺麗な状態にすることができました。
鏡筒内部を清掃して後玉のレンズを組み込み、後玉側の整備は終了です。
最後にマウント固定用ダイヤルを組み込み、レンズの外側を清掃して整備完了です。
最後にレンズの機構面の動作チェックを行います。フォーカスリングはトルク感も適度でスムースに動きます。絞り羽根、絞り羽根のオート/マニュアル切り替えダイヤルもスムーズに動作しています。フィルタ装着も問題ありません。

このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!

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