【整備】CANON LENS FL 50mm F1.8 Ⅰ型 (Serial No. 71635)

今回は CANON LENS FL 50mm F1.8 Ⅰ型 を整備しました。

■外観

■機構

  • フォーカス調整機構:問題なし
  • 絞り羽根調整機構 :問題なし(※絞り羽根の油染みを簡易清掃しました(裏面のみ))
  • レンズフィルタ装着:問題なし
  • 自動絞り機構   :未確認
    ※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。

■光学系

  • カビ・ちり・汚れ:除去済み(後玉に軽微なカビ痕あり)
  • くもり     :なし
  • キズ      :なし
  • バルサム切れ  :なし
  • コーティング劣化:なし

※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。

まずは後玉群を整備します。ドライバーを使ってマウント固定用リングとマウント部カバーを留めているネジをはずし、取り外します。
カニ目レンチを使って後玉群レンズユニットを取り出し、分解します。レンズは2枚構成です。
マウント側のレンズです。カビ・汚れに加えてかなり厳しいくもりが見えます。レンズクリーナーとクロスで丹念に磨いたところ、若干のカビ痕が残りましたがくもりはほぼ除去することができました。これは朗報です。カビ痕の撮影への影響は実写テストで確認します。
絞り羽根側のレンズです。こちらもカビと汚れがあります。レンズクリーナーとクロスで丹念に磨き、かなり綺麗な状態にすることができました。
後玉群レンズユニットを清掃し、レンズを組み込みます。
絞り羽根に油染みが見受けられたため、後玉群レンズユニットを組み込む前に油染みの簡易清掃を行いました。クリーナー剤と綿棒を使って丹念に油分を取り除きました。完全に除去することは出来ませんでしたが、かなりの量の油分を取り除くことができました。
続いて前玉群を整備します。ゴム治具で化粧リングを外した後、カニ目レンチを使って前玉1枚目のレンズを留めているリングをはずし、1枚目のレンズを取り出します。レンズは2枚構成です。
2枚目のレンズです。そこそこの量の汚れとカビが付着しています。両面からレンズクリーナーとクロスで磨き、綺麗な状態にすることができました。
1枚目のレンズです 。こちらもかなりの量のカビと汚れが付着しています。中性洗剤で洗浄後、レンズクリーナーとクロスで念入りに清掃したところ、綺麗な状態になりました。
鏡筒内部を清掃し、レンズを組み込んで前玉側の整備は終了です。
後玉側も鏡筒内部を清掃しレンズを組み込み、 マウント固定用リングとマウント部カバーを元に戻します。
最後にレンズの外側を清掃し、整備完了です。
フォーカス調整機構と絞り羽根調整機構の動作をチェックしました。フォーカスリングはトルク感も適度でスムースに動きます。整備を施した絞り羽根もスムーズに動作しています。

このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!

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