【整備】CANON LENS FL 50mm F1.4 (Serial No. 77405)

今回は CANON LENS FL 50mm F1.4 を整備しました。

■外観

■機構

  • フォーカス調整機構:問題なし
  • 絞り羽根調整機構 :問題なし(※絞り羽根動作不良があり整備済み)
  • レンズフィルタ装着:問題なし
    ※XCSOURCE社製ステップアップリングが装着可能であることを確認しています。
  • 自動絞り機構     :未確認
    ※動作検証用のカメラ機材を持ち合わせていないためカメラに装着した連動確認は出来ていません。自動絞り機構を手動で動作させた限りでは正常に動作していると思われます。

■光学系

  • カビ・ちり・汚れ:除去済み(微小なカビ痕あり)
  • くもり     :なし
  • キズ      :なし
  • バルサム切れ  :なし
  • コーティング劣化:なし

※「なし」の項目について微細なものの見落としがある可能性がありますが、ご了承ください。
※上記詳細は以下の整備記録をご確認ください。
※上記状況について実写テストを行いました。実写テストにおいては撮影への明確な影響は見られませんでした。

整備着手前に絞り羽根機構の動作確認をしたところ、動作不良で絞りを絞っても羽根が出てきません。絞り羽根を修復すべく前玉レンズユニットを取り出し絞り羽根にアクセスします。
ご覧のとおり、絞り羽根が固着しており全く動作していません。
絞り羽根機構にスプレー式のクリーナー液を注入ながら絞り羽根の動作を繰り返したところ、無事絞り羽根が出てきました。
絞り羽根に大量の油分が付着していましたので、油分を綿棒で丁寧に取り除く形で絞り羽根の整備を行いました。
数日かけて絞り羽根を乾燥させた後、レンズ整備を再開しました。
レンズ整備再開です。まずはフォーカス調整機構と絞り羽根調整機構の動作チェックから。フォーカスリングはトルク感も適度でスムースに動きます。絞り羽根も整備の甲斐ありスムーズに動作しています。いよいよ光学系の整備に取り掛かります。
光学系は内部に汚れや若干のカビ、ゴミがありますが、さほど悪い状態ではなさそうです。
まずは前玉群を整備します。ゴム治具とカニ目レンチを使って前玉群のレンズを取り出します。レンズは3枚構成です。
1枚目のレンズです。若干の点カビと汚れがあります。レンズクリーナーとクロスで磨いてカビと汚れを取り除きました。
微小なカビ痕が残りました。1枚目のレンズなのでいずれも写りへの影響はほぼ無いと思いますが念のため実写テストで確認します。
2枚目のレンズも1枚目と同様、 若干の点カビと汚れがありましたのでレンズクリーナーとクロスで磨いて除去しました。
前玉群レンズユニットを清掃し、組み上げます。綺麗な状態になりました。
後玉側のレンズは状態が良かったためレンズの分解清掃は見送り、マウント側、絞り羽根側のレンズ面をレンズクリーナーとクロスで清掃し、綺麗な状態になりました。
鏡筒内部を清掃し、前玉群レンズユニットを組み込みます。
最後にレンズの外側を清掃し、整備完了です。

このレンズがどのような写りをしてくれるのでしょうか。実写が楽しみです!

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