撮影写真

【撮影】CANON LENS FL 35mm F2.5 (Serial No. 59392)

by hama_b1998 / 1件のコメント

整備を終えた CANON LENS FL 35mm F2.5 を携えて、近所の撮影スポットで実写テストを行いました。

※このレンズをデジタルカメラで使用する際のマウントアダプタ装着、絞り設定方法について以下に解説しています。事前にご参照ください。

  • 【解説】CANON LENS FL 35mm F2.5 のレンズ装着・絞り設定方法

ボディは SONY α7 ＋ GUTTYマウントアダプター (‎FD-E) の組み合わせ。 カメラのクリエイティブスタイルはスタンダード、ホワイトバランスはオート、レンズ補正（歪曲収差補正、 周辺光量補正、倍率色収差補正 ）はいずれもOffに設定しています。写真はすべてJPEG撮って出しです。

  • 1/200秒 F8 ISO100
順光での一枚。青空や木の葉、階段の鮮やかな色表現が魅力的な一枚です。
  • 1/200秒 F8 ISO100
サイド光での一枚。光を浴びた銀杏の葉の輝きと空の青さ、紅白の鉄塔の色彩が色づいた木の葉の鮮やかな色彩、地面の陰影の描写が印象的です。鉄塔のシャープな解像感も特筆ものです。
  • 1/3200秒 F2.5 ISO100
逆光＆開放での一枚。開放によるフレアと周辺減光と相まって、オールドレンズらしいノスタルジックな雰囲気の一枚になりました。
  • 1/2500秒 F2.5 ISO100
  • 1/1250秒 F4 ISO100
  • 1/320秒 F8 ISO100
ボケ味を確認。オールドレンズらしい絵画的なボケが味わえます。
  • 1/2000秒 F2.5 ISO100
  • 1/200秒 F8 ISO100
太陽を画角に入れてゴースト・フレアを確認。ゴースト・フレアともに相応に出ますが比較的自然な出方で、表現のひとつとして積極的に活用したい印象です。
  • 1/3200秒 F2.5 ISO100
  • 1/1600秒 F4 ISO100
  • 1/400秒 F8 ISO100
無限遠もしっかり出ています。開放ではオールドレンズらしいふわっとした表現になります。F4まで絞るとシャープになり、F8でさらにシャープな表現になります。開放では若干周辺減光が出ていますがF4ではほぼ気にならないレベルになります。
  • 1/400秒 F4 ISO100
最短撮影距離からの撮影。鮮やかな色彩とともに背景の玉ボケの表現が印象的です。
  • 1/400秒 F5.6 ISO100
  • 1/1600秒 F4 ISO100
  • 1/2000秒 F4 ISO100
このレンズの描き出す空の青は本当に印象的です。深みのある色合いと豊かなグラデーション表現に魅了されます。
  • 1/320秒 F8 ISO100
解像力の高さを感じさせる一枚。近景の草むらから遠景の建物まで実にシャープに解像されています。
  • 1/160秒 F11 ISO100
コントラストの高さを感じさせる一枚。明暗差を活かした印象的な一枚が撮れるレンズです。
  • 1/640秒 F2.5 ISO100
  • 1/640秒 F2.5 ISO100
  • 1/640秒 F2.5 ISO100
このレンズはオールドレンズならではのグルグルボケを出しやすいレンズです。このような表現を活かした撮影もオールドレンズの楽しみ方のひとつです。

－－－

このレンズと半日付き合って、現代レンズにも匹敵する高い解像力とともに鮮やかで深みのある色彩表現に感銘を受けました。コントラストの高いシャープな表現力とオールドレンズらしいグルグルボケに代表される豊かなボケの表現力も併せ持っており、高い解像力とボケや色彩の豊かな表現力を活かして様々なシーンを印象的に切り取ることができるレンズだと思います。比較的コンパクトで軽量なサイズも魅力のひとつです。お散歩スナップのお供に味のある35mmをお探しの方はお手元に置かれては如何でしょうか。

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  1. ピンバック: 【整備】CANON LENS FL 35mm F2.5 (Serial No. 59392) - オールドレンズ・ヴィレッジ

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